土壌診断で見えてきた圃場の課題と強み

2026年6月29日(月)曇り
昨日までの雨のため、圃場での作業は極力時間を置いてから行いたいと考え、まずは神米金ベースで倉庫整理からスタートしました。
設置を検討している単管棚の寸法確認や数量の拾い出しを行い、少しずつ作業環境の整備を進めています。
午後は中新井F-01圃場へ移動し、ナスの誘引と脇芽かき作業を行いました。

少しずつ枝葉も増えてきており、風通しや日当たりを確保しながら管理を進めています。

その後は所沢新町F-01圃場へ移動し、緑肥用ソルゴーの播種を開始しました。
作業を進めている途中、埼玉県農林振興センターの職員の方々が来訪され、先日実施した土壌診断結果の説明と現地調査を行っていただくことになりました。
今回は土壌貫入計を用いて実際の土の硬さを測定し、所沢新町F-01圃場と中新井F-01圃場の4箇所を調査。

その結果、表層は比較的柔らかいものの、地表から30cm前後の位置に硬い層が存在していることが確認できました。

普段は見ることのできない土の中の状態を実際に確認でき、とても勉強になる時間です。

また、土壌分析結果からはCEC(肥料を保持する力)が低いことも課題として挙げられました。
改善には完熟堆肥による有機物の補給や緑肥の活用、さらに必要に応じてサブソイラーなどによる深層破砕が有効との助言をいただきました。
一方で、この圃場の大きな強みとして評価していただいたのが水利環境です。
十分な水量を確保できる井戸設備は、近年の猛暑や少雨を考えると大きな武器になるとのことでした。
課題ばかりに目が向きがちですが、強みもきちんとあることを知り少し安心。

職員の方々が帰られた後はソルゴー播種を再開し、予定していた範囲の作業を完了しました。

普段の農作業では野菜の生育状況に目が向きがちですが、今日はその土台となる「土」を改めて見つめる一日となりました。

CECの改善や硬盤層への対応など課題も見えてきましたが、それと同時に豊富な水利という大きな強みも再確認することができました。
これからも堆肥や緑肥を活用しながら少しずつ土づくりを進め、この圃場の力を引き出していきたいと思います。