都会のど真ん中に“いのちのひろば”?
2025年6月24日(火)/天気:曇り(でも気分は晴れ)
今日は有機農業経営論の授業。
ゲストは、鴻巣市の“いのちのひろば”こと【ガバレ農場】の江原浩昭さん!
「ガバレ」はエチオピアの言葉で“農民”という意味。
江原さんが若い頃に関わったエチオピアの復興支援の経験が農園名の由来だそうです。
■ 畑は都市の中!?だけど“命”だらけ
ガバレ農場、なんと場所はショッピングモールや住宅街に囲まれた都市のど真ん中。
でも、有機JAS圃場で年間150品目の野菜を育て、合鴨や鶏も元気いっぱい。
雑草を食べる合鴨、落ち葉から作る腐葉土、地域の人との協働作業。
ここではすべてが“つながって”、巡っている感じでした。

■ 野菜にも“物語”を添えて
販売は主に「野菜セットの宅配」。
毎週、A4一枚の“畑だより”も同封されていて、読めばもう、農家さんと友達になった気分。
「かかりつけの医者がいるように、かかりつけの農家があってもいい」
名言、いただきました。
■ 地域の人も、自然も、みんなの農場
農業を通して地域の人と一緒に田んぼや畑を守る仕組み――
たとえば多面的機能支払い制度や援農。
“農家だけじゃない”からこそ生まれる地域とのつながりが、
この農場の一番あたたかいところだなと感じました。
■ 哲学のある農業は、カッコいい。
江原さんが最後に語った「自分がなぜ有機農業をやるのか、その理由を大事にすること」。
効率や利益よりも“信念”を持って農を続ける姿に、胸が熱くなりました。