混ぜると加工食品!? クイズで学ぶ食品表示

2025年6月19日(木)晴れ
木曜日は座学の日。
本日3限目は「JAS法に基づく食品表示制度の概要」についての講義でした。
普段は当たり前のように見過ごしていた食品ラベルですが、その裏にはたくさんのルールと意図が詰まっていることを知る、非常に実践的な内容でした。

まずはウォーミングアップ、食品表示クイズ!
講義の冒頭では、「食品表示クイズ」が出題されました。
どれも身近なテーマなのに、いざ問われると意外と悩むものばかり。
皆さんも、ちょっとチャレンジしてみてください。

食品表示クイズ(全7問)
Q1.
これからネギを買いに行くとします。
ネギを選ぶ際、見た目などの鮮度以外に必ず確認できるものはなんでしょう?
① 生産者の名前 ② 採れた場所 ③ 収穫した日

Q2.
農産物の原産地(採れた場所)の表示で間違っているものはどれでしょう?
① 埼玉県産 ② 熊谷市産 ③ 地元産

Q3.
ある通販サイトで食品を購入するとします。
食品表示の表示義務があるのは次のうちどれでしょう?
① インターネット上の表示 ② 実際に届いた商品への表示 ③ 両方

Q4.
食品表示基準では生鮮食品と加工食品の分類があります。
「刺身の盛り合わせ」はどちらに分類されるでしょう?
① 生鮮食品 ② 加工食品 ③ どちらでもない

Q5.
「キャベツの千切りとカットレタスを混合したもの」はどちらに分類されるでしょう?
① 生鮮食品 ② 加工食品 ③ どちらでもない

Q6.
夜ごはんに卵を食べる予定ですが、冷蔵庫には賞味期限を少し過ぎてしまった卵しかありません。
この卵はどのように扱えばいいでしょう?
① 生で食べる ② 食べない ③ よく火を通して食べる

Q7.
食品には使用された原材料が表示されていますが、記載する順番にはルールがあります。正しいのはどっち?
① 重量割合順 ② 50音順

正解はこちら↓
Q1 ②、Q2③、Q3②、Q4②、Q5②、Q6③、Q7①

表示は、食べる人との“約束”
講義ではこのクイズを皮切りに、食品表示法の概要、生鮮食品と加工食品の区別、表示義務のある内容、
アレルゲンや遺伝子組換え食品の扱いなど、広く学びました。

特に印象的だったのは、「千切りキャベツ+カットレタス」で“加工食品”に分類されるという点。
“切る”だけでなく“混ぜる”ことで加工扱いになるとは、まさに目からウロコでした。

そして、食品表示の項目一つひとつに、「誰が、どこで、何を使って、どう作ったのか」を明確に示す必要があるということ。
ラベルはただのシールではなく、“生産者の誠意”を伝えるメッセージなのだと感じました。

来年の6次化に向けて、今から意識したいこと
この講義を通して強く感じたのは、来年の新規就農後に6次産業化(加工・販売)を行う際にも、この知識は必ず役に立つということです。

自分が育てた野菜を使って、加工品や惣菜などを作るようになったとき、表示ミス一つで信頼を失ってしまうかもしれません。
だからこそ、「安心して手に取ってもらえる表示づくり」を、今のうちからしっかり意識しておきたいと思いました。