命をつなぐ野菜の力──須賀さんに学ぶ自然農法」

2025年6月3日(火)雨
3限目の座学は、有機農業経営論。
講師は、埼玉県上里町で自然農法を実践されている須賀さん。

講義の冒頭で語られたのは、ご自身の父親が重い病を患い、医師からも見放されながら、自然農法による
野菜を食べ続けて回復し、90歳まで生きたという実話。
「食べ物には命をつなぐ力がある」──その言葉が胸に響きました。
須賀さんは70品目以上の作物を育て、気候や土に合った工夫を日々重ねています。
土壌診断の結果も驚くほど安定しており、まさに“土の力”を引き出す農業を実践中。
「母ちゃんとケンカすると野菜に伝わっちゃうかも」と笑いながら語る姿からも、
野菜を育てることが“心の在り方”とも深く関わっていると感じました。
私もいつか、誰かの命を支えるような野菜を、そして自分自身も元気に、健康になれるような野菜を育てていきたい。
そんな強い思いが湧いてくる、有機農業の本質にふれる時間でした。