作る人と食べる人をつなぐ仕事

2026年1月30日(金)晴れ
本日は実習日ですが、校外学習として東京・日野市の 「温市」 さんへ見学に行きました。
朝9時30分に出発し、13時前に到着。

到着後は、小売部門、調整・卸部門、集荷部門と、順を追って説明していただきました。
約1時間ほど、有機農産物が生産者から消費者に届くまでの工程を、実際の作業の流れに沿って見ることができました。
小売の売り場では、棚の中央に我が農業大学校の野菜が並んでいるのを発見。

学校での実習が「商品」として並んでいる姿を見ると、学びが一気に現実と結びつきます。

店内のポップも非常に参考になりました。
作業の合間にお邪魔し、スタッフの皆さんのお仕事を止めてしまいましたが、生産者の野菜を、
きれいに袋詰めし、より美味しそうに見せるための技術を垣間見ることができました。
単なる包装作業ではなく、「商品」として成立させるための最後の工程であること
現場で実際に使われている工夫や考え方を直接見ることができ、とても勉強になりました。

また、お話の中では、有機農業は“作ること”で完結するのではなく、
安定供給、規格、ロット、物流、そして見せ方まで含めて、はじめてビジネスとして成り立つ、
という現実的な内容が多くありました。
ロマンよりも、まずは続けられる仕組みづくり。その重要性を強く感じます。

① 市場は二極化
有機農産物の需要は着実に伸びており、特に品質や背景を重視する層に強く支持されている。
一方で、大手スーパーでの取り扱いは、安定供給や規格への対応が前提となるため、新規就農者が
単独で参入するには工夫や段階的な取り組みが必要だと感じました。
② 農業はロマンよりロジ
景観より物流。4t車が入るかが経営を左右する。
予測可能な生産量を示せない農業は、ビジネスとして成立しない。
③ 王道作物が基盤
小松菜・ほうれん草・大根などの基本野菜は需要が安定。
規格外も活かせるため、経営リスクを抑えられる。
④ 個で戦わない
小規模グループで設備や出荷を共有。
ロット確保とコスト分散が、継続性を高める。
⑤ ゴールはJASではない
認証は通過点。袋詰め・見せ方・資材管理まで含めて商品。
最終評価は「おいしい」の一言。

帰りにはお土産までいただき、寮に戻って美味しくいただきました。

畑とは違う場所での学びでしたが、作る人と食べる人をつなぐ仕事の重みを実感し、
明日からの実習への取り組みが確実に変わった一日でした。