燻炭の香りに包まれた月曜の畑

2025年11月17日(月) 晴れ
日の出前に自宅を出発し、相棒のバイクで寮へ戻る道中は冬の入口を思わせる冷え込み。
朝はガクブルのスタートでしたが、日中は一転してポカポカ陽気。
寒暖差に振り回されながらも、少しずつ冬支度に向かっているように感じました。

■ 燻炭づくり。香りと煙が主役の“土づくり時間”
今日はボカシ肥の材料になる燻炭づくりからスタート。

筒形の燻炭機に火を入れると、独特の香ばしい匂いがふわっと広がり、
作業場が一気に“燻炭モード”に切り替わります。
そして何よりインパクトがあるのが煙。
立ち上る白煙はとにかく存在感があり、
「お、狼煙か?」と遠くからでも分かるレベル。
約3時間、煙と香りに包まれます。
これだけ主張してくると、市街地に近い畑ではなかなか導入が難しそうです。

燻炭をボカシ肥に混ぜる主なメリット
・微生物が活動しやすくなり、発酵が安定
・通気性・水はけの改善で根張りが強くなる
・団粒構造が整い、保肥力が向上
地味だけれど、こうした“土の基礎体力を上げる仕事”が後の収量にしっかり効いてくるはずです。

■ スティックセニョール、初収穫!
500円玉以上に育った頂花蕾を、本日ついに初収穫。

トップを収穫したあとは、これから脇芽がどんどん伸びてくるフェーズに入ります。
出荷規格は150g/袋。

袋詰めした姿を見ると、「よし、売場でもしっかり存在感を出せるな」
と手応えを感じる仕上がりです。

■ 大根の収穫も継続中。
その中に、動き出しそうな一本が。

目を逸らした瞬間、全力で逃げそうなダイコンでした。
畑では、こういう思わぬ笑いが不意に舞い込んでくるから楽しいです。