埼玉のスマート農業最前線 便利さの先にある“ぬくもり”

2025年10月14日(火)
本日は当番の日。
お昼に気温を測ったあと、午後は「埼玉県のスマート農業に関する取組について」の講義へ。
学校の気温観測もいつかスマート化されるといいなぁと思いながら聞いていました。

AIやロボット、IoTといった先端技術で、
“人手不足・高齢化・重労働”を乗り越えようという内容。
トラクターが真っすぐ走り、水田の水位をスマホで確認。
まるで“農業のデジタル革命”です。
しかし、現場にはまだいくつかの壁があるようです。

ディスカッションでは学生からリアルな声が上がりました。

最大の課題はやはりコスト。
「導入費が高くて手が出ない」「維持費も心配」との意見が多数。
次に多かったのは操作や知識の壁。
機械よりも“人のアップデート”が必要という声も。
さらに、補助金などの情報が見つけにくいという情報不足も課題に。
そして何より、意識の壁。
「昔より楽になったし、もう十分」と感じる人もいれば、
「若い世代が動かないと!」という前向きな声もありました。

講義の中では、スマート農業情報サイト「ぷらっと・さいたま」も紹介されました。
最新技術や導入事例をわかりやすくまとめており、
YouTubeチャンネル(ぷらっと・さいたま)では
現場の取り組みを動画で学ぶことができます。
“ぷらっと見て、ひらめいて、導入してみる”――
そんな軽やかな未来が近づいています。

当番作業で感じた手のぬくもりと、講義で見た未来のテクノロジー。
その両方があってこそ、農業の魅力が深まるのかもしれません。
“スマート”である前に、便利さの先に、自然のぬくもりを感じられる農業でありたい。
そんな気づきをもらった一日でした。