トマトとジャガイモが合体!? ― 育種の発展がつなぐ人と暮らし
2025年10月9日(木)晴れ
本日は後期初の「作物育種」の講義でした。
農業という枠を越えて、人類の歩みを感じる内容でした。
12,000年前、狩りの合間に「この実、おいしいな。種まいてみる?」
そんな小さな発見が、今の食卓を支える育種の始まりだったのかもしれません。
交雑や突然変異、ゲノム編集など、技術が進むほどに選択の幅が広がり、
“食べたい”という気持ちが科学を動かしてきたことを実感しました。
中でも印象に残ったのは、トマトとジャガイモをかけ合わせた「ポマト」。
まさかの組み合わせですが、ここにも人と植物の深いつながりを感じます。

日々の食材の一つひとつに、そんな長い物語が隠れていると思うと、
これからの食卓が少し違って見えてきそうです。
第3回から第6回までは外部講師による講義とのこと。
どんな視点や経験に出会えるのか、今から楽しみです。