天地有気――有機農業の源を学ぶ
2025年9月16日(火)晴れ 当番
本日当番です。
朝の灌水で、冬の温床用の落ち葉から小さなキノコがひょっこり。
思わぬ発見に、ちょっとほっこりしました🍄。

当番のあとはプロジェクト作業。手耕しをしたら手のひらの皮がむけてしまい、農業の厳しさを身をもって体験…。
午後は小口広太先生の特別講義を2コマ連続で受講しました

🌱 3限目の学び ― 「有機」とは?
心に残ったのは、「有機」という言葉の由来。
中国の漢詩「天地有気」にルーツがあり、本来は “自然の仕組みを活かす” という意味を持つのだそうです。
つまり有機農業とは、単に「農薬を使わない」ことではなく、生態系の力を引き出し、多様性を守っていく前向きな営み。
その言葉に触れて、有機とは単なる栽培方法ではなく、文化や風土、そして社会とも響き合う営みなのだと感じました。
🌿 4限目の学び ― これからの有機農業
- 国は「2050年までに有機農業面積を25%に」という大きな目標を掲げていますが、数字を追うだけでは限界がある。
- 大切なのは「誰に食べてもらうか」「地域とどう関わるか」。
- 所沢市や小川町のように、学校給食や直売所を通じて地域ぐるみで循環させる“オーガニックビレッジ”の取り組みが
広がっています。
畑での作業と同じくらい、人や地域とのつながりを育てることが大切だと改めて思いました。
夕方の灌水では、水越しに映る夕日がとてもきれいで、一日の締めくくりにぴったりの景色でした。
