新規就農に必要な視点――多品種少量と価値創造

2025年9月9日(火)晴れ
午前中はプロジェクト作業に取り組みました。
こちらは後日、まとめて投稿予定です。

午後は専攻科目の特別講義が2コマ続けてあり、講師は中村敏樹先生。
90分×2本、みっちりと「新規就農に役立つ知恵とユーモア」をいただきました。

3限目:「小さな農家の稼ぎ方」
テーマはずばり、「多品種少量で生き残る!」。
市場にまっすぐなキュウリが並ぶのは「かっぱ巻きマシーン」が理由だったり、
トマトのサイズがハンバーガーのスライス枚数で決まっていたり。
「え、野菜の形ってそんな事情!?」と、思わずクスッとするエピソード満載。
でも本質はもっとシンプルで、「販路を持つこと」が一番のカギ。
たとえ規格外でも、売り方や見せ方でちゃんと価値になる。
そして大事なのは「まず行動、まず種まき」。
知識も計画も大切だけど、蒔かなきゃ芽も出ないし、笑いも生まれない。

4限目:「儲かる農業への転換思考」
続く講義では「価値をつくり、ファンを育てる」という視点。
マルシェでの売り場をどう演出するか、色とりどりの人参やレタスの
ブーケがどれだけ人の足を止めるかを実例で紹介。
さらには「規格外も活用できる」工夫が、商品を魅力的に変えていくストーリーも。
苦労を笑顔に変えて価値を生み出す実践例は、新規就農を目指す自分にとって大きなヒントになりました。
そして最後のメッセージは、先生らしい一言。
「勇気(有機)を持って挑戦し続けること。楽しまなきゃ、農業じゃない!」

午前は静かにプロジェクト、午後は刺激的な二連発講義。
畑に立つ自分の姿を重ねながら、笑いあり気づきありの充実した一日でした。